工事金額は新装工事又は改装工事で大きく違ってきます。
また入居テナントの設備状況で驚くほど金額の差があり、冷暖房･ガス･換気･給排水･分電盤等は入居前に必ず確認したほうが良いと思います。
よく坪単価でお話しされる方がいますが、大きくなるほど坪単価は低くなります。
施工した工事で￥500万以下・￥1,000万以下・￥2,000万以下の３タイプの価格を挙げますのでご参考にしてください。
既存で使用出来たのが冷暖房･換気･厨房機器･大便器･分電盤･ｶｳﾝﾀｰ天板でその他は全て新規でした。
最初に居酒屋で使用していた壁や小上がりや内装材の解体を行い、次に厨房や小上がり･ｶｳﾝﾀｰの位置を大きく変更する工事を行いお客様の動線を良くしました。
小上がりはお客様から希望がありましたので、狭さを感じさせないように全面オープンですだれを用いることにしました。
またバック棚を意匠の中心に持ってきて照明器具を全て取り換え明るく清潔な雰囲気を作る事が出来たと思います。
既存で使用出来たのが冷暖房一部･換気･排気フード･大便器･自動ドアでその他は全て新規でした。
最初に中華店で使用していた壁や小上がりや内装材の解体を行い、厨房区画の壁造作の次にｸﾞﾘｽﾄﾗｯﾌﾟ及び配管設備の上ｺﾝｸﾘｰﾄ防水工事を行いました。
その後ｶｳﾝﾀｰ造作等の工事を行い厨房機器の搬入接続を行いました。
細長い形状の店舗でしたがｶｳﾝﾀｰ天板を斜めにしたことで、店舗奥までの動線を無理なく取れ、空間に広がりが出たと思っています。
別途工事がビル側工事で行う消防設備･空調設備･１次側電気･給排水工事とお客様支給品の厨房機器工事でした。
スケルトンの状態ですので、スプリンクラー･排煙口･自火報･非常照明･放送設備が天井に新設されます。
また電気や給排水もテナント区画まで引き込まれ、どちらもA･B工事としてビル側工事になる場合が多いです。
我々はC工事という区分で工事になります。
看板や間接照明など多用して意匠的には落とさないように、しかしコストは落とすようにまとめたことが出来たと思います。
